私が夢書きをやめた理由

世間の夢小説というジャンルについて最近少しばかり理解が深まってきたかのように思えたのに、やはり夢は隠れるべき存在とかそういうことについてしばしば議論を繰り広げてきた人達も知っています。


私は夢書きをやめました。
理由は様々ありますが、1番大きいのは「その界隈のファンのマナーが悪い」からです。かく言う私も周りから見たらそのマナーの悪い人達の一角だったかもしれないけど。

私が住んでいたジャンルはメガネで蝶ネクタイの小学生が出てくるアレで、私は主に大学院生の話を書いていました。たまにイギリス生まれアメリカ国籍のあの人の話も書いていました。
去年有名になった100億の男はあまり好きになれずのほとんど書いていません。まぁそういう私も100億にちょっと貢ぎ、そこからジャンルに入った人間ですけど。

晒し問題とか炎上騒ぎとか、去年夏から秋にかけて大変問題になりましたよね。
今までは晒しは悪、晒しが全て悪いと思っていました。しかし晒される側にも問題があるというのもこの一件でよくわかりました。


▽その界隈のマナーが悪い
エグいR18ツイート、キャラヘイト、原作レイプ等……私もR18は書きますが濁して呟いて、あとは本編でどうぞという感じのスタンスでした。
成人女性、特に既婚の子持ちの女性のマナーが悪いなと感じることが多かったです。多分私の見えてる範囲だけだったと思いますが。別にヘイトとかではないです。単純に私にはそう見えただけです。
検索避けをしない下ネタとか、キャラの改変とか。
二次創作とは何たるものか、そういう意識の欠如を感じられました。
二次創作とは原作へのリスペクトはもちろん、原作者様へ敬意を払ってキャラクターをお借りしてするものです。
それなのになんですか、○○くんをDVしたいとか、○○くんはクズだからとか。はっきり言って原作、原作者様への敬意を感じられないです。
それに強姦とかの犯罪系。お巡りさんですよ彼、強姦なんてするわけないじゃないですか。彼は正義のお巡りさんなんですよ、なんでそんなに正義の味方に犯罪行為をさせるんですか。
私も強姦とかそういうネタ自体は好きなのですが、さすがに二次創作、人様のキャラを借りてするものでは無いと思っています。
多分こういう人は大人になってオタクになったか、誰も注意してくれなかったんだろうなぁって勝手に思っています。
あと公衆の面前でR18小説を書いたり読んだり、やんわりと注意してくれた方に逆上したり、あれこの人って私より歳上だよね?って思う人も結構いました。

大前提として二次創作は人様のキャラをお借りしてするもの、それが理解できない方は正直いって二次創作をやる資格はないです。


▽なろう系小説のノリが得意じゃない
なろう系小説って読んだことないんですけど、地の文で主人公の主観で話して感嘆符やらなんやらがいっぱいあるのがなろう系って認識です。
地の文=情景じゃなくて地の文=ナレーターみたいな。
アイタタタとまでは行きませんがああいう独特なノリが得意ではないです。
私も文章は下手くそです。下手は下手なりに頑張って頭の良さそうな地の文書いてるのにそういうあまり文学的ではない文章の方が人気あるのは、今の主流の文体と私の文体が合わないだけだと思っています。


▽厳しめ #とは
見るつもりもないんですけど原作レイプを厳しめとかいう免罪符打ってやってるとしたら今すぐやめて欲しい。


▽個人的な理由
→趣味で書いてるんだから過度に期待を持たないで欲しい。期待に応えられるほど強い生き物じゃないです。

→pixivでのタグの変更。私このタグつけられるの嫌いなんだよねって消してもまたつける……とかいうアレです。嫌いなんですよ。タグ変えられるの。まぁあとからタグロックしたけど。

→オフ会のことをオフパコという一部の人たち。死ぬほど嫌いです。まずオフパコという言葉自体がいい意味では無いので嫌いです。近寄らないで。

→匿名質問サイト等での質問。えーそれ匿名でするー?って感じの。まぁ私が身内のリプに脊髄反射で返してるだけなのでそれ以外だと言葉を選ぶので遅くなりますし、フォロー外のリプは通知しないことにしていたので私にも非はあります。でも用があればDMでって前から言ってたでしょ?そのためのDM解放だよ?????って感じ。

→正直原作知識はないです。でもアニメなら彼が出ている話を全部見ました。自己解釈をして、解釈違いがおこらないように噛み砕いた上で二次創作を始めました。でも元々出ている話が少ないのでだんだん自分の中で概念が固定されてしまうんですよね。公式の彼と自分の中での彼が乖離を起こしてしまったんです。だからこれ以上公式とかけはなれた存在になる前に1度リセットをするので夢書きを辞めます。にわか知識とか言われてもいいから、少なくとも私は原作リスペクトで二次創作をしたい。


▽これから夢書きをする人へ
二次創作は大前提として『人様の作ったキャラクターをお借りしてする創作』です。このことは絶対頭の片隅に入れてください。これが出来ないのであれば一次創作でするか、二次創作を辞めてください。
夢小説だってひとつの表現手法です。
私はそのキャラが本当に大好きで、こんな人と恋できたら幸せだろうなって思って書いていました。きっとどの夢書きさんもそう思って書いてると思います。
私からのお願いです。
道を違えないでください。夢小説もとい二次創作は著作側から目をつぶってもらって行うものです。限りなく黒に近いグレーです。中には公式から鉄槌が下った事件もあります。二次創作、同人をしている方ならポケモン同人誌事件をご存知でしょうがそういうことだって起こりえます。
だからお相手の品格を落とすようなことはしないでください。その落とした品格は、そのジャンルの品格も落とすことに直結することだってあるのです。
そのことをよく理解してください。


▽おわりに
私は書いていた作品のお相手のキャラが好きで好きで、大好きで仕方がなかったのに1部のマナーの悪い人達のせいでこのジャンルの夢書きは痛いとかマナーがなってないとか言われるのがとても辛いです。毒が一滴でも入ったらそれは毒水なんですよ。

あんなに好きだったのに、今では嫌悪感すら感じてしまうのが悲しいです。
キャラは好きだし作品も好きだけど夢が嫌いになりそう。でも嫌いになりたくないから嫌いになる前に辞める。本当は続けたい。まだ書きたい話もいっぱいある。でもこれ以上は苦しい。

でもまぁ、自己満足で始めたことだしもう自分で納得して辞めることにしたのでいいです。
もしかしたら落ち着いたらまた書き始めるかもしれないし、もう書かないかもしれないし。どちらにせよ夢小説というジャンルが嫌いにならないように離れるだけです。もしかしたらフラフラっと帰ってくるやもしれません。その時はそのときで、またよろしくお願いします。

ここまで長い支離滅裂な文章を読んでいただきありがとうございました。


2019.1.22 しろの